お久しぶりです。とるにおです~
まだ、事故で負った傷は完治しておらず、それどころか、肩にはチタンプレートが入っています。そしてまた、そのプレートを抜くために入院です。
そのため、仕事はまだ復帰出来ていません。それだと暇なので3DCADと3Dプリンターをお遊び程度から初めてみました。
これが、17.800円の3Dプリンター


外箱には「IOS」と「Android」のチェックマークがありますが、Amazonで買ったときはOSの選択とかありませんでした。これは付属のSDカードにメーカーサイトから3DモデルをGコード化されたものを落とすためですが、皆さんご存知のとおり、iPhoneにはSDカードが挿せませんので買ったら必ず「Android」だと思います。これは気にしないでください。
なんとも、おもちゃ感のある見た目です。サイズは縦22.5cm 横16.5cm 奥行き20cmです。 印刷サイズは縦横奥行きすべて、8cmまでです。
完全に手のひらサイズです。てのひらいっぱいではなく、手のひらに収まり、握りしめられるサイズです。
機能としては、停電が起こって、途中で止まっても途中から再開できます。ですが、フィラメントが無くなったことを、検知する機能はありません。目視で無くなったら止めて、フィラメントを補充して再開です。
フィラメントはPLA専用です。太さは1.75±0.02です。積層厚さは0.1~0.4mm。ノズル直径は0.6mm。ネットで繋がる機能はありません。ベッドが加熱する機能もありません。
内容物はこれら。

・説明書 ・ACアダプター ・MicroSDカードリーダー ・カードリーダーをスマホに挿すケーブル ・ピンセット ・PLAフィラメント200g ・替えのノズル ・ノズル取替のレンチ ・背面にフィラメントを固定するやつ(真ん中の白いやつ)
これらが入っていました。個人的にスクレーパーがほしかったかな、ベッドに強く貼りつくのでベッド上に薄く残るんですよ。まぁ、その分ずれるといったことがないですが。あと、背面には専用の200gのフィラメントしか取り付けられません。専用と言いつつその専用品が別途で売っていないので汎用品の1kgのフィラメントを買うしかないのですが、これだと背面には取り付きません。この200gで取り付けるパーツを作るか、別途それも購入するかです。
印刷してみた。
印刷する前に、ここで問題が、Z軸が動かない!原因はZ軸のボルトがハマっていないことでした。検査してないのか?手でハマったから良いけど。
Zの高さは元から出ているらしいですが、自分の場合は外れていたので心配になって高さを設定し直しました。タッチセンサーがほしくなる作業です。^^;

初めからSDカードには3Dプリンターをスライスソフトを通して作られたGコードが入っています。初めは試しでニワトリを印刷してみました。
印刷完了。

下の0.91intのモニターでは右のノブを回して押すことで、設定が変えられたりできます。その他に、経過時間と何%出来たかを表示します。そのモニターにFINISH!の文字が!
外してみた。


荒いところもありますね。どのような設定でやったのかわかりませんので、これが何ミリの積層かわかりません。
自分の3Dデータを印刷する。
とりあえず、印刷できるということは確認できましたので、本番です。
先日、Fusion360でモデリングした、簡単なEARINのケースを印刷してみます。
スライスソフトは付属のSDカードに入っている「Cura」です。定番のフリーソフトですね。
これをインストール。
そこに、Stlデータをインプットするんですが、Fusion360でデータを作っているのなら、メイク機能を使いましょう。そのほうが良いです。使わずに普通にデータを保存してCuraにインプットしたら、なぜか、Z軸が上がらずに印刷されていく時があります。

これをすると、自動的にCuraが起動されます。
Curaでは、元からメーカーが設定してるであろうプリセット「Ultimaker S5」がありますが、これが使い物にならない。もしかしたら、メーカーは設定していないかもしれません。
このままインプットして、スライスして、データをGコードでSDカードに入れて、SDカードを3Dプリンターに入れて、データを選択して、印刷。
これをすると、ノズルがわけのわからないとこで、印刷しますので設定をいじります。


とりあえず、こんな感じで設定してみると、

左に寄りました。これは、ExtruderのXを変更しましょう。そうするとうまくいくはずです!
とりあえず、一つは完成。


う~ん。どうだろう。
下のほうは、キレイに積み重なっていますが、上の方は、ポツポツと気泡が入ったように隙間があります。
それと、中のフィルの影響でしょうか、外周に縦に筋が入っています。フィルと外径の間をもっと分厚くすれば良いのかな?
ベッドに接していた面は汚いです。これはキレイに取れると思いましたが、取れませんでした。
これは、もっと設定を詰めないといけませんね。
2つ目完成。

積層は0.1mm、インフィルはなしでやってみました。外径の筋はなくなりました。が、まだポツポツと隙間があります。

こちらは、上部です。最後にプリンターが作業した箇所ですね。ぜんぜんキレイじゃない! 難しいね。

左にパーツの内径は18mmで、右のパーツの外径は17.6mmです。これでほんのちょっとガタがある感じで、寸法精度は0.1単位でずれていきますね。そらそうか、
まとめ。意外と使える。
想像以上に使えます。今の所上手く行っていない原因はすべて自分ですので、プリンターの性能は普通なのではないでしょうか。
試しにやってみたい方、小さくて良い方はどうでしょうか。
スクレーパーはシールはがしの方がおすすめ。どっちも持ってて良い。