今回はとるにおのメインマシンを紹介します。
PCゲーム、動画編集、などなど将来的にしたいことが増えた時に、スペック不足で出来ないなんてことは嫌なので
お金をかけて組みました。
パーツ構成。
現在のパーツ構成はこうです。
CPU:Ryzen9 3950X
マザーボード:ギガバイト X570 I AORUS PRO WIFI
メモリ:G.Skill DDR4メモリ TridentZ Neoシリーズ DDR4-3200 32GBKit(16GB×2枚組) F4-3200C14D-32GTZN
電源:Corsair SF750 -PLATINUM- 750W
SSD:Samsung 970 EVO Plus 500GB PCIe NVMe M.2 プラスして、Samsung 860 EVO 500GB SATA 2.5
CPUクーラー:Corsair H100i Pro RGB
OS:Microsoft Windows 10 Home パッケージ版
ここまでの値段は約40万円となります。

値段は高いですね。
まぁでもハイエンドミニPCなんて「THEロマン」のようなものですから、お金がかかるものです。
このスペックを使い切れるのかどうかを、考える人もいるかもと思います。
ですが、そんなことは考えてはいけません。
ロマンPCですから。
あと、ちなみに、自作PCの構成を考えるときに一番いいと思うサイトが「パソ探」です。
レヴュー記事も書いてます。
「なんだこのサイト!?「パソ探」はジサカーにとって必須サイトになるのか」
パーツ以外の物。
上記のパーツだけでも自作PCを組み立てることはできます。
他にも初めてなら、念の為手に入れた方がいいと思うアイテムを紹介します。一度手に入れたら十分です。
CPUグリス:くまグリス Thermal Grizzly か、 MX-4
CPUグリスは、CPUにはじめから塗られているし、CPUクーラーにも付属しますがCPUが高性能なものを使っています。
高性能なほど高温になるので、CPUクーラーに熱を伝えるCPUグリスはそれに見合ったものであった方がいいと思いました。
はじめは、 MX-4 でしたが、 Ryzen9 3950X にした時に くまグリス Thermal Grizzly にしました。
次に、静電気対策。
静電気対策用手袋と卓上導電マット です。いらないと言う方がいますが、そのとおりです。
完全に保険のために買いました。 静電気で「バチッ!」となると一発でパーツが死にます。
一度も静電気で「バチッ!」となったことはありませんから、どっちでも良いと思います。
ちなみに、 卓上導電マット はアースコード が必要です。アースコードの先をメタルラックや金属に繋げて、静電気を逃がします。
卓上導電マット を買うならアースコード を忘れずに買いましょう。
自作遍歴。
前々から、ハイスペック自作PCをやりたいという気持ちがあり、
お金が貯まったので実行に移すことにしました。
2019年6月: Ryzen9 3950X が2019年7月7日に発売すると情報を知り、いきなり本番でやらかしたくないので練習自作PCを組む。
その時のパーツ構成はこれ、
CPU:Ryzen5 2400G
CPUクーラー:同じ。( Corsair H100i Pro RGB )
マザーボード:GIGABYTE B450 I AORUS PRO WIFI
電源:Thermaltake TOUGHPOWER GRAND RGB -750W -NON DPS- 80+GOLD
メモリ:TEAM DDR4 2666Mhz PC4-21300 16GBx2枚(32GBkit)
SSD:同じ。( Samsung 970 EVO Plus 500GB PCIe NVMe M.2 )
ケース:同じ。( RAIJINTEK OPHION EVO )
OS:同じ。( Microsoft Windows 10 Home パッケージ版 )
元々はRyzen9 3900X で自作PCを組む予定で、CPU以外は使い回せるような構成です。GPUは別途必要です。(マザーボードはBIOSを更新必須です。)
2019年7月7日:良い天気な日曜日でした。 まさか、まさかの休日出勤。
Ryzenの新製品解禁時間は19時、仕事が終わるのは17時。 間に合う。
仕事が終わって、すぐに日本橋にいけば買えるとおもう。
だけど、買う店が問題。 日本橋には「ツクモ」「パソコン工房」「PCワンズ」この三つで発売される。
「ツクモ」と「パソコン工房」は整理券が配られるという情報をTwitterで入手。
「ツクモ」か「パソコン工房」で迷ったけど、「ツクモ」を選択した、でもここで「パソコン工房」を選択しておけば。。。
「ツクモ」で並んで、少ししたら、整理券が配布され始めましたが、はじめの数人で Ryzen9 3900X の整理券がなくなり、とりあえずRyzen 7 3700X の整理券を確保。
店をでて、すぐにパソコン工房にいくが、パソコン工房の整理券配布は終わっていて諦める。
その後、「ワンズ」では、 Ryzen9 3900X が欲しいひとは名前を書いて、番号札をもらい、抽選であたった方のみに販売するという方式。
ここに、すべてをかける思いでしたが残念ながら抽選に外れる。自分は確か27番くらいで、前後の26番と28番が呼ばれているのになぜ、自分は呼ばれないのか?
はっきりとした焦り、軽い苛立ち、の中 抽選会は終了。
Ryzen9 3900X 争奪戦に負けたと、思い、諦めて Ryzen 7 3700X を「ツクモ」で購入。
その後、「ワンズ」でASUSのイベントを見学してました。
そんなことをしている場合では無かったのは後日知ることになります。
「ワンズ」にて争奪戦に負けた瞬間に、すぐに「パソコン工房」に行けば整理券ナシで Ryzen9 3900X を購入出来ていたことを次の日にTwitterで知りました。
なんで、あの瞬間に工房に行かなかったのか、素直に悔しい思いをしました。
現状では Ryzen9 3900X の価格が落ち着いていますが、発売直後の争奪戦に負けたら転売されている物か、どこかのショップが値段を釣り上げてる物かの二択しかなく、そんなものを買うわけにはいかず、でも、そんな自分を煽っているかの如く、掲示板では新CPUの話で盛り上がっている。
その時に決めました。
次は絶対に勝ち取ると!
2週間後、マザーボードが逝く。
ある日突然PCが起動しないようになり、原因を探しました。
電源のファンは回っている。CPUとメモリを交換しても変わらない。
この場合、壊れている箇所はマザーボードに違いないと思い、「ワンズ」すぐに出発。
ギガバイト X570 I AORUS PRO WIFI を購入。
通販で買ったら届くまで時間がかかるので、わざわざ、なんばまで行きました。
予想外の突然の出費は3万2千円くらいだったと思います。
マザーボードが逝った原因はきっと、BIOSを更新して、 Ryzen 7 3700X を使用したせいか、自分が買ったマザーボードがハズレだったことが原因だと予想します。
マザーボードが逝ったら突然の出費が痛いのはMni-itxの弱点ですね。
小さいですが、パーツ一つ一つが他の規格と比べて価格が高い印象です。
2019年11月30日:寒い。だが、 Ryzen9 3950X のために寒空の下、6時間並ぶ!!
11月30日、朝5時。
リベンジを誓って選んだ店は「ツクモなんば店」
事前の情報で整理券が、10時30分から配られることが判明していたので、10時半までの戦いが始まる。
朝5時なので、絶対に一番乗りだ! と思っていましたが、まさかの一人だけ並んでいる人がいました。
一番乗りの方は、岡山県から前日の仕事が終わり、すぐに電車で大阪まで来て並んでいるらしく、本気度が違うなと思いました。
まぁ、とりあえず2番目に並ぶことができて安心。
流石に、入荷数が一個なわけがないのでこのまま並んでいたら確実に購入できると確信してとにかく耐え抜く。
時間が進むにつれて、徐々に列に人が並んでいく。
あっ、ここで遅ればせながら感謝の言葉を。
列に並んでいた時に、自分がトイレに行きたくなって列の順番を守ってくださった方
ありがとうございました。 おかげで買えました。 伝わるわけがないですが、書かずにはいられませんでした。
並んでいる最中にPCトーク。
Intel Core 2 Duoからの新しくPCを組み直す方がいらっしゃいました。どんだけ前だよ。
スペック差で驚きの体験ができそうです。
「今年(2019年)の自作業界やばいですよね。」「今逃したらやばいですよ」
やはり、AMDが起こした波は多くの方が感じているみたいでした。
あと、列を並んでいる姿は珍しいのでしょうか、道路沿いに並んでいたんですが多くの方にチラチラ見られました。
ホームレスの爺さんにはなぜか挨拶されたり、
ビルのせいで、朝日が届かずいつまでたっても太陽の光で温まることができずに寒いし
でも、ツクモの定員さんが出社してきたのを見て元気が出てきました。
そんなこんなで、10時。
列が並んでいて、散らすために整理券の配布がはやまり、10時から整理券配布。
無事、整理券をゲット!
勝った。安心しました。
11時になり、整理券の順番で購入。
勝ち誇った顔で、洋々と他店舗の様子をうかがいに行きました。
ワンズは売り切れてとっくに、列はなくなっていました。
パソコン工房はまだ列ができていましたが、整理券は配られたようです。
パソコン工房の情報はツクモほど、詳しく出ていなかったのでパソコン工房は選択しなかったのですが、買えた方はおめでとうございます。
体が震えるのは、寒いからか、興奮しているのか。
バイクを飛ばして速攻で帰宅。
そして即、組み込む。


箱の中ほとんど硬いスポンジみたいなのが入ってるかよ!
組み込んで、心配な点が一つありました。
実はAMDが推奨しているCPUクーラーは水冷で、ラジエーターが280mm以上のもです。
自分が選んだ Corsair H100i Pro RGB はラジエーターが240mmですが、これで冷やすことができるのかが心配でした。
このタイミングでトラブル発生!CPU温度が100℃を超えてPCがおちます!
CPUを取り付けて、起動!
ワクワク、マザーボードメーカーのロゴが表示され、Win10が起動。
CoreTempでCPUを確認すると、CPU温度が90℃でそこから100℃に到達。
直後、画面真っ黒。
「は!?おちた!?」
なんで、なんで、
もう一度起動、Win10起動までは頑張るみたいで、そこからが行かない、
BIOS画面に入っても、ちょっとの時間で落ちる。
やっぱり、 Corsair H100i Pro RGB じゃ冷えないのか~?
それとも、CPUが初期不良か?
CPUクーラーが壊れた?
ここで、CPUクーラーを Ryzen 7 3700X に付いてきた付属のクーラーに替えると起動。
温度は高いですが、一応起動しました。よかった。
このことがわかるまで、3時間くらい格闘してました。
何が原因か、今になったら簡単ですが、あの時は簡単にわからなかったです。
Amazonで即、お急ぎ便で Corsair H100i Pro RGB を購入。もちろん、240mmです。
ケースに入るラジエーターのサイズが240mmまでなので、仕方ない。
簡易水冷は意外と脆いことを勉強しました。やはり耐久性では空冷が一番です。
翌日。
CPUクーラーが届いて、組み込むと無事、起動。
CoreTempと、タスクマネージャーを見て、感動!
すげー


温度も、アイドリング50~60℃で落ち着いています。
その後、パーツを買い足し。
性能アップを求めて、 Ryzen9 3950Xにふさわしいメモリを装換。
値段は高いですが、レイテンシが早いです。まぁ、定番はG.Skill DDR4メモリ TridentZ Neoシリーズ DDR4-3600です。
メモリ速度が3600のものが第3世代Ryzenにピッタリです。
ですが、自分はほんのちょっと、体感できないくらいの性能アップのために 速度:3200MHz のものを買いました。
まぁ、ムダですが、ロマンPCにですから。
電源も替えました。
値段の高い電源ですね~。
これを買った理由はケース内のコード処理が面倒だと思ったからです。
この電源は Thermaltake TOUGHPOWER GRAND RGB -750W -NON DPS- 80+GOLD と比べてサイズが小さく、コードが細く、短いので小さいケースにふさわしい電源です。
自作PCの組み方は他のところでも見れるのでやりません。
やりませんが、 RAIJINTEK OPHION EVO に ASUS NVIDIA RTX2080Ti を組み込むと、GPUのサイズが大きく、
強化ガラスの側面パネルに3連ファンがガッツリと当たるので対策が必要です。
そのやり方は見せます。
簡単です。パネルとケースの間にホームセンターなどで買える、扉の隙間を埋める細長いスポンジを両面テープで貼り付けて、ケースとパネルの間を広げるやり方です。
このやり方だと、パネルを固定するネジを長いものに替えないといけません。
このネジが特殊で、海外の規格のネジです。ホームセンターにあるかどうかがわかりません。
自分は壊れたCPUクーラーに入っていたネジを代用しました。

これで安心。
色々あったけど完成!
よかった、ようやく理想的なPC環境が整いました。
ベンチマークなどはまた今度やりたいと思います。
2020年3月中旬の現在はコロナショックのせいで、円高が続いています。
そうなると、海外メーカーで海外生産のPCパーツを安く買えるようになるので、もしかしたら今は時期が良い?
PCパーツは値段が変動するもので、買い時を見極めることが重要ですがほしいときが買い時と思っています。
ですが、安い時に買いたくなるもので、円高が進むのであればもう少し様子をうかがっても良いかと、
でも、円高が進んで景気が下がってボーナスが減るのであれば、今すぐ買うべきかと思います。