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センタ穴をズラす治具!?その名は「人工衛星」

お久しぶりです。とるにおです。

仕事収まっていませんが、仕事納めしました。

年内最後の仕事も来年最初の仕事も同じ内容です。

まぁ、時間のかかる製品なので仕方ないね。

今年最後の旋盤記事である今回はセンタ穴をズラす治具です。

シャフトを加工する際にセンタ穴をズラしたいと思った事はありませんか?

特に、外注から帰ってきて何かおかしくて、ズレたセンタ穴を加工し直すか、センタ穴をずらして加工するか考えたり、

材料の削り代が少ない時や、歪な形になっていたりしたとき、溶射や溶接、溶着から帰ってきて真っ直ぐな状態じゃないとき、

上記のときに、どうしてもセンタ穴でとらえて、芯を出して加工したいとき。

他にも、センタ穴が潰れているとき、

今回の治具を記憶の片隅にでも覚えておけば何かの助けになるかも知れません。

見てもらった方が早いよね。

これです。

これが、この治具のすべてです。

すごく簡単ですよね。

ですが、これに気づけるかどうかで、経験の有無がわかります。

それと、治具も簡単に作れて、簡単に使えるように考えることも重要です。

今回の治具は両方をクリアしています。

 使い方も簡単。

とりあえず、ボルトの長さを同じくらいにして、はめ込んで、

センタ穴に回転センタを入れて、シャフトにする二点芯出しの要領で行います。

芯出しのときに、センタ側を大きく動かすことはありませんが、今回はボルトで動くので、

イメージとしては、4つ爪チャックの芯出しと同じです。

それで、チャック側とセンタ側で芯出しを行えば良いんです。

もちろん、ズラすことも可能ですよね。

まとめ。

簡単すぎて書くことが少なかったです。

ですが、それは完成された治具だということだと思います。

こういった物が、世界中の製造現場にあり、しかもそれはその会社独特なもので、

そんなことを考えると、やっぱり製造業って奥が深いな~って思いってしまいます。

ちなみに、名前の由来ですが全くわかりません!

そんなことばかりです。もう、定年退職された方が作って呼び始めたせいでしょうね。

でもどことなく、人工衛星っぽいですよね?

そう見えませんか?

最後になりますが、今年の2月から始めたこのブログですが、最近月間PV数が1100を超えました。

細々とやっているわけですが、見てくれる方いてありがたいです。

これからも、製造業のこと、旋盤のことを始めとし、バイクやカメラなどの趣味のことも書いていきます。

たまにでも良いんで、見に来てください。

今年一年、ありがとうございました。

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